ミュージカル『リフルルリア』出演 鏡の精役

沼田花香です。
私が過去に出演したミュージカル「リフルルリア」について振り返ります。
2024年出演 Bewitch主催 ミュージカル「リフルルリア」について
「リフルルリア」
脚本:山口健太
演出:大平詩織
企画:Bewitch
場所:ターミナルプラザことにパトス
公演日:2024年10月12-13日(全4ステージ)
夢見がちなアイリと現実的なナナ。二人はOL。
会社の倉庫で鏡の精に誘われ妖精達の世界へ。
そこはまるで夢のような所…かと思ったら“森林伐採”に”温暖化”!?
王女たちは後継者争いの真っ最中!
鏡の精は、試練を越えたら元の世界に帰れるっていうけど
OL2人はどうなっちゃうの?
ミュージカルに初挑戦

実を言うと、私は歌もダンスも苦手です。徐々に克服するように努めているのですが、中学生の頃は友人とカラオケに行っても聴き専で、歌う勇気が持てずにいました。
高校生にもなれば、カラオケで歌う程度なら抵抗がなくなったのですが、多少の勇気は必要でトップバッターでノリノリで歌えるような人間ではありませんでした。
それでも歌は好きで、苦手だからこそ憧れていました。
丁度舞台への復帰を目指していた2024年3月、主催の大平詩織さんからこの作品の出演オファーがあったとき、自分を変えるチャンスだと思い飛び込んだのです。
苦手であることは強く自己申告しましたがそれでもと誘ってくださったので、私も勇気をもって承諾し、すぐにボイストレーニングを契約しました。
ボイストレーニングに通い始めると、少しずつ、しかし着実に歌声は変化していきました。
稽古が始まった当初は、稽古場のみんなの前で歌を歌うという当然のことが怖くて怖くて仕方がなかったのを覚えています。
また、はじめに作曲等のため歌声を録音して送らなければならなかったのですが、何度も録りなおし、録り終えてから送信するまでに何時間もかかりました。
自分と戦い続ける日々のなか、歌については筋トレ同様、やったことが成果に出るジャンルだと知って努力を続けたことで、最後にはギリギリ人前で堂々と歌う勇気が持てました。
Bewitchのおかげで、2019年以来の舞台に立つことができました。
あのとき、勇気を出して良かったと思っています。
作品と向き合う

今回は12名のキャストが演じるミュージカル作品でした。
ルリアの民と呼ばれる人間のOL二人が、妖精の国リフルに迷い込みます。
出演者はみんなそれぞれにお子さんがいたり忙しくしている方々で、稽古期間は半年ほど設けられていました。
私はこの座組で最年少で、11人の先輩たちはそれぞれに個性と輝きを持っていたため、強いプレッシャーを感じていました。
私がこの作品を壊してしまわないように、素敵な作品になるように、私が演じる「負の鏡」という役がお客様からも愛される存在になるように、一生懸命努めてきたつもりです。
隣で私とツインとなる「正の鏡」役を演じてださったyhsの青木玖璃子さんとは、声量も歌声も経験も圧倒的な差があり、常に不安で苦しかったけれど、なんとか最後はツインらしく演じられたかなあとホッとしています。
本番直前からセリフや動きのシンクロ率も上がってきて、一緒に真実の鏡として存在できて楽しかったです。ずっと私のお世話をしてくれて、優しいねえやんでした。
この半年は本当に苦手と向き合い続けた半年で。
結果として、180名のお客さまや先輩たちの前で堂々と歌い上げることができたという1つの成功は、私の宝物になりました。
「鏡の声が、歌が、好きだった。」
「歌が良かった、上手だった。」
「どんどん上手くなっていた。」
「声がよく出ていた。」
「頑張ったね。」
「素敵だった。」
「面白かった。」
「また観たい。」
そんな言葉をいただけて、本当に嬉しかったです。
改めまして、妖精の国リフルに迷い込んだルリアの民の皆さん
リフルの世界を楽しんでいただけたでしょうか?
今回関わってくださった、また見届けてくださった皆さまに心から感謝申し上げます。
「聞かせて、あなたの夢は何?」
負の鏡 役-沼田 花香